今、組織に求められている「承認」について(アドバイザー山口栄一氏)

茨城働き方改革推進支援センター・アドバイザーの山口栄一と申します。私のプロフィールにも書きましたが、自分を表すセルフイメージとして、~「制度」と「風土」を整える!組織活性サポーター~という名称で、日々活動をしております。支援センターの本来の業務である『働き方改革』と連動している部分が多いので、紹介させていただきます。

「制度」は、人事制度・評価制度や就業規則等の企業・組織のルールといってもいいと思います。さらには、経営理念やビジョン・ミッションといった、組織の幹になる部分も「制度」に含まれます。この「制度」がきちんと整っていないと、何か問題が起こるたびに場当たり的な対応をしたり、コンプライアンス上の問題が起こってしまう可能性が高まります。当然そこに働く社員は、会社や上司に対する不信感、自分の将来像に不安を感じ、最悪離職という結果となってしまいます。

「風土」の基本はコミュニケーションと考えています。ただ話し合うだけではなく、お互いの価値観や持ち味、強み・弱みを理解した上での会話=本来のコミュニケーションです。「褒める・認める・感謝する」といった承認文化を組織の土台にすることによって、風通しの良い、安心・安全な組織になります。今組織では、パワハラ等のいじめ・嫌がらせが大変大きな問題になっています。「風土」の整っていない組織では、被害者はメンタルヘルス不全等の精神的な苦痛から、こちらも最悪離職という結果となってしまいます。

この「制度」と「風土」を整えることが、企業・組織の人材確保や業績向上に直結するところから、組織活性のお手伝いを身近な存在としてサポートさせていただいております。


とここまでは、長い自己紹介になってしまいましたが、「働き方改革」も同様です。「労働時間の削減」や「年次有給休暇の取得促進」は労働基準法の改正によって、取り組まなければならない重要事項となってきました。ただ、上からの一方的な「早く帰れ!」といったマネジメントでは、一時的に残業は減少しても、長期的にみると社員のモチベーションダウンや停滞感といったものが出てきてしまいます。


図にある「組織の成功循環モデル」は、マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱している理論で、組織が成果を上げ続け、成功に向かう過程や仕組みを明らかにしたものです。組織としての「結果の質」を高めるためには、一見遠回りに思えても、組織に所属するメンバー相互の「関係の質」をまず高めるべきとしています。「早く帰れ!」といった「結果の質」から入るのは【悪循環サイクル】となる可能性が高くなります。【好循環サイクル】となるような「働き方改革」の取組は、遠回りのようでも承認を土台とした「関係の質」づくりから始まります。
「働き方改革」といっても、企業によって課題はそれぞれだと思いますが、組織全体の①パフォーマンスの向上、②メンタルヘルスの向上、③離職の抑制、④不祥事の抑制等に大きな効果が期待できる「承認」を取り入れた風土づくり・環境改善に、ぜひチャレンジしてみてください。


茨城働き方改革推進支援センター 山口栄一氏

茨城働き方改革推進支援センター
山口栄一氏

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特定社会保険労務士

~「制度」と「風土」を整える!組織活性サポーター~
理念やルールの整備を通しての制度づくりと安心安全な組織となるための風土づくりは、企業発展のための車の両輪と考えています。業績向上のために、両輪を回すサポートをしています。
働き方改革推進支援センターのアドバイザーは3年目。企業に寄り添ったコンサルティングや研修等で、前進のお手伝いをしていきます。

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